バレー・高橋藍 西田有志との“代表対決”に気合十分「負けたくない」 新リーグ初得点で歴史に名を刻む

 並んでポーズを決めるSVリーグの選手たち
 笑顔でVポーズを決めるサントリー・高橋藍(撮影・西岡正)
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 バレーボールの新リーグ「SVリーグ」の開幕会見が30日、都内で行われ、男女各チームの代表選手が登壇した。イタリア1部リーグ・セリエAのモンツァから、サントリーに新加入した男子の高橋藍(23)は、大阪ブルテオンとの開幕戦(11日、東京体育館)に気合。“新リーグ初得点”で歴史に名を刻むことを誓った。

 新リーグの初得点を飾るのは俺だ。男子は11日に、女子は12日に開幕を迎えるSVリーグ。11日はサントリー-大阪ブルテオンの1試合しかないため、第1セットの最初の得点が、新リーグの記念すべき1点目となる。開幕戦のチケットはすでに完売。注目をひしひしと感じている高橋藍は「(トスが)上がってくれば、ファーストポイントを決めたい。SVリーグを盛り上げられるように」と気合を込めた。

 相手はパリ五輪をともに戦った西田有志、山内晶大ら擁する大阪ブルテオン。これまで日本代表を救ってきた西田の強烈なサーブが自身を襲うことになるが、高橋藍は「得意なものを防ぐことを心がけたい」と、得意のレシーブで対抗していく心づもりだ。「サービスエースを取られないように返して、攻撃に展開していけるように。負けたくない」と、“代表対決”へ目をぎらつかせた。

 東京五輪後にセリエAに飛び込んだ日本のエースが「違う環境で新しいことに挑戦したい」と、選んだ次のステージがSVリーグ。メダルを逃したパリ五輪の悔しさは今でも脳裏に残り、28年ロサンゼルス五輪のリベンジに向け、「1点にこだわる」のテーマを持って今シーズンを戦っていくという。

 「いいリーグを作るために開幕戦は重要。地上波でも放送してもらえる。それにふさわしい試合をしないといけない」と責任感もにじませる高橋藍。日本代表として列島を沸かせたエースが、次は新リーグを引っ張っていく。

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