世界陸連(WA)がパリ五輪の金メダリストに賞金5万ドル(約720万円)を贈った新たな試みについて、WAのセバスチャン・コー会長は2日、東京都内で取材に応じ「選手らに歓迎されていた」と前向きに受け止めた。「銀」と「銅」メダリストにも拡大していくとしている4年後のロサンゼルス五輪へも「可能な限り、アスリートに経済的なサポートをしていきたい」と意欲的に語った。
この問題を巡っては国際オリンピック委員会(IOC)や他の国際競技連盟から否定的な意見も相次いだが、コー会長は「批判は批判だ。自分たちの競技のためにやった。陸上選手からはそういう意見を聞いていない」と意に介さなかった。