渡辺雄太 Bリーグデビュー白星発進「1分1秒かみしめてプレー。満足」勝負メシは「うどん」

 「Bリーグ、千葉J91-84宇都宮」(5日、ららアリーナ東京ベイ)

 開幕戦が行われ、米プロNBAで日本人最長の6季プレーし、今季から千葉Jに新加入した渡辺雄太(29)が、Bリーグデビューを果たした。

 スタメン出場すると、2分過ぎに相手守備の上から3点シュートを射抜き、初得点を記録した。第2クオーター(Q)には、ファウルを受けながらゴール下のシュートをねじ込んで絶叫。その後のフリースローも沈め、“3点プレー”でチームに勢いをもたらした。

 守備では、比江島慎(宇都宮)をわずか5得点に抑えた。追い上げられた後半には、要所で得点するなど攻守で躍動。39分3秒出場で、チーム2位の16得点を記録し、「最後まで落ち着いてプレーして、無事に開幕戦を勝利できてよかった。(今日は)一生に一度の経験で、Bリーグデビュー戦というのは今日しかない。1分1秒をかみしめてプレーしたいと思っていた。勝つことができて、楽しむこともできた。満足している」と笑顔を見せた。

 記念すべきBリーグデビューの日とあって、試合前は地元の名産品を食して士気をアップ。「試合前は家で1人でうどんを食べました。香川県民なんで、そこはしっかりしてます」と勝負メシを明かし、報道陣を笑わせた。

 6日も宇都宮と、ららアリーナ東京ベイで対戦する。この日のチケット完売で、約1万人の観客がつめかけた。渡辺は「日本にいた11年前は、これだけのお客さんが入ることは想像していなかった。素晴らしいアリーナで、素晴らしいお客さんの前でプレーできたことは光栄。明日の試合も楽しみでしょうがない」と胸を躍らせた。

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