織田裕二、世界陸上“復帰”で早速キレキレ サニブラウンに熱き要望「200Mもやってほしいな~」北口榛花にはまさかの「ぜひリレーにダブルエントリーで」
25年に東京で開催される陸上の世界選手権を記念するイベントが5日、国立競技場で行われた。俳優の織田裕二がスターターを務め、パリ五輪で活躍したアスリートが夢のリレーも行った。
男子走り幅跳びの橋岡優輝(富士通)が1走、女子1500メートル、5000メートル代表の田中希実(ニューバランス)が2走、女子やり投げ金メダルの北口榛花(JAL)が3走、男子100メートル代表のサニブラウン・ハキーム(東レ)が4走を務める“ドリームチーム”として雨天のトラックを走り抜けた。
織田はこれまでTBSで世界陸上のメインキャスターを25年間務め、22年オレゴン大会で卒業していたが、25年世界選手権のスペシャルアンバサダーに就任して“復帰”。「戻ってきちゃいました」と笑顔で観客にあいさつした。
早速キレキレトークも見せた。北口榛花が「(雨で)ぬれたくないとか言ってたんですけど、走ったら楽しくて、けがしなくて走れて良かった」と笑顔でリレーを振り返ると、すかさず「やっぱり才能すごいですね。あんなにフォームがきれいだとは思わなかったんで」と絶賛。「ぜひ、リレーにダブルエントリーでお願いします」と笑わせていた。
さらに、パリ五輪イヤーを「今年人生で一番悔しい結果だった」と振り返るサニブラウンには、「僕がサニ選手に求めているのは100の練習ばっかりしないで200もやってほしいな~」と熱い要望。「今まで見た新のチャンピオンは100と200両方とって、リレーもとっている。どうせなら髪の毛もこんな色(金色)になっていることだし、今シルバーっぽくも見えるけど、いろいろ楽しめる色になっているんで」となごませた。これにはサニブラウンも「おとなしく200M走ります」と笑顔。「自分も進化しているけど世界もより進化している。身に染みて感じた大きな点。全身全霊を持ってこれから頑張っていけたら」と気合を込めた。
また、日本中長距離界のエースとして複数種目で活躍する田中には、パリ五輪のマラソン金メダル、1万メートルと500メートルで銅メダルのシファン・ハッサン(オランダ)の名前を挙げて「ジャパニーズ・ハッサン!」と呼びかけた。謙遜する田中に、「(日本での世界陸上は)暑いよ。日本の夏すごいよ、でも?」と問いかけ、「出たいです」と笑顔を引き出していた。
北口、サニブラウン、田中、橋岡、寺田明日香(ジャパンクリエイト)もアスリートアンバサダーに決定した。