新大関・大の里「パワーもらった」地元金沢巡業で大きな声援
大相撲の秋巡業は6日、金沢市で行われ、石川県出身では25年ぶりに新大関となった大の里(二所ノ関)が、昇進後初めて地元の巡業に参加した。約4700人の観客から大きな声援を浴び「たくさんの方々におめでとうと言っていただき、本当にうれしかった。すごいパワーをもらった」と笑顔で話した。
入場券は完売。稽古では琴桜、豊昇龍の先輩大関との申し合いに臨み、4勝3敗だった。左右のおっつけを生かして前に出る取り口を披露し「番数は少ないが、いい稽古ができて良かった。これからどんどんやっていきたい」と語った。
石川県では1月1日の能登半島地震に続き、能登地方を中心に先月は記録的な豪雨に見舞われた。秋場所で2度目の優勝を遂げ「大変な状況が続いている。少しでも勇気や元気を与えられたらいいと思って頑張った」と心境を述べた。