大相撲 元稀勢の里の二所ノ関親方が結城紬大使就任「横綱級の着物」、「ピッタリ合う力士を育てていきたい」

 結城紬大使の委嘱状を手に笑みを浮かべる二所ノ関親方
 結城紬を着て撮影に応じる二所ノ関親方
 結城紬について語る二所ノ関親方(右、左は結城市の小林市長)
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 大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が9日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた結城紬(つむぎ)大使の委嘱式に出席した。

 二所ノ関親方は結城市のある茨城県出身。横綱時代に師匠だった先々代鳴戸親方(元横綱隆の里)の形見の結城紬を愛用していたことなどから、大使を委嘱された。

 贈呈された着物と帯は約50人の職人の手によって製作され、販売すれば500万円相当という逸品。二所ノ関親方は「横綱に昇進した時に初めて結城紬を着た。横綱級の着物だと思う。着た時に『ようやく横綱に上がったんだ』と感じた思い出があります」と振り返った。

 部屋では弟子の大の里が2度目の優勝を飾った秋場所後に大関に昇進したばかり。師匠は「また結城紬を着られる力士を、ピッタリ合う力士を育てていきたい」と“横綱級”の弟子育成を誓い「一生懸命、結城紬を日本、そして世界に宣伝できれば」と、大使としての活動への意欲を示した。

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