卓球日本女子に衝撃敗戦の中国エースが残り全種目棄権へ 世界1位の孫穎莎、SNSで調整不足を告白「回復して戻ってくる」
9日にカザフスタン・アスタナで行われた卓球のアジア選手権女子団体決勝で、日本に敗れて準優勝に終わった中国のエースで世界ランク1位の孫穎莎(23)が10日、中国版SNS「微博」を更新し、シングルスとダブルスの残り全種目を棄権することを明かした。
孫穎莎は微博で「パリ五輪の後はプロモーションや強度の高い試合が続き、とても充実感を感じましたが、この期間は体系的な調整を行っていませんでした。昨日の試合(団体決勝)後、腕の筋肉にも明らかな反応がありました。代表チームの医療チームの検査とアジア選手権組織委員会の確認を経て、コーチングスタッフは私を守るために今回のアジア選手権の個人戦を欠場することに同意しました」と報告。「皆さん心配しないで。しっかりと回復して戻ってきますので、引き続き中国チームを応援してください」と締めくくった。
孫穎莎は今回のアジア選手権で、個人戦は女子シングルス、女子ダブルスにエントリー。女子団体決勝の日本戦では、第4試合で16歳の張本美和(木下グループ)に2-0から2-3と逆転負けし、日本に歴史的勝利を献上した。また、準々決勝の北朝鮮戦でも1敗を喫するなど、精彩を欠いていた。
日本女子は同大会で、中国を破って頂点に立つのは1974年大会以来、50年ぶりの歴史的快挙となった。