女子シングルス・石井さやか初V DeNAの石井琢朗コーチの次女「お父さんに歯向かえる」
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「テニス・全日本選手権」(11日、有明コロシアム)
女子シングルス決勝で、プロ野球DeNAの石井琢朗コーチの次女、第3シードの石井さやか(19)=ユニバレオ=が、第1シードの斎藤咲良(18)=富士薬品=に6-2、3-6、6-4で競り勝ち、初優勝を果たした。女子ダブルスでは林恵里奈(セーレン)森崎可南子(橋本総業)組が優勝した。
石井はジュニア時代からしのぎを削ってきた斎藤を破り「最後まで油断できなかったけど、勝ち切ることができてうれしい」と笑った。最終セットは2-4から、173センチの上背を生かしたサーブや力強いフォアハンドを武器に4ゲーム連取で締めくくった。
父琢朗氏から今大会に向けては「ちゃんと強気でいけよ」と声をかけられたという。「優勝して、お父さんに歯向かえる」と冗談めかした。四大大会などで活躍を目指すホープは「登竜門みたいな大きな大会。自信が付いた」とさらなる飛躍を期した。