大阪Bストレート星 藍&西田“代表対決”パリ五輪の熱量そのまま! 西田「クオリティーの高いバレーができた」

 開幕戦に勝利し、喜びを爆発させる大阪B・西田有志=東京体育館(撮影・伊藤笙子)
 第一セット、アタックを決めるサントリー・高橋藍=東京体育館(撮影・伊藤笙子) 
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 「SVリーグ男子、大阪B3-0サントリー」(11日、東京体育館)

 バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」男子は東京体育館で開幕して1試合が行われ、昨年のVリーグで2位の大阪ブルテオン(B)が、優勝したサントリーに3-0で快勝した。6513人の観衆が会場に詰めかけた中、従来のVリーグを男女とも再編し、世界最高峰のリーグになることを目指し、完全プロ化も視野に新たなスタートを切った。女子は12日にNEC川崎-埼玉上尾で開幕する。

 新リーグが幕を開けた。高橋藍が新加入したサントリーと、西田有志らを擁する大阪Bの激突。パリ五輪代表同士が争う好カードに、6513人が集まった満員の東京体育館が沸いた。

 歴史的な試合の序盤から、西田がサーブで見せた。助走を付けて高くとび上がると、長い滞空時間から左手を振り抜き、サービスエースをさく裂させた。日本代表戦のように絶叫し、喜び爆発。チームに流れを引き寄せ、第1セットを25-17で先取した。

 第2セットは高橋が負けじと応戦。左サイドから強打を連発すると、中盤には西田のサーブを完璧にレシーブした。大会前には「(西田に)エースを取られないようにしたい」と“代表対決”に強く意気込んでおり、有言実行の好守でチームの得点につなげた。

 各セットで一進一退の攻防が続き、第3セットも大接戦。ラリーが続くたびに歓声は大きくなり、プレー一つ一つに拍手が起こった。サーブ時は「藍!」と声援も飛び、会場は一体に。男子日本代表がパリ五輪で活躍して盛り上がった熱量を、新リーグで選手たちが再現してみせた。

 開幕戦は18得点を記録した西田の活躍で、大阪Bに軍配。「クオリティーの高いバレーができた」とうなずき、国内リーグで初のプレーとなった高橋は「負けにはなったが、自分たちの課題を出せた。強くなって戻ってきたい」と前を向いた。

 チケット完売で上々のスタートを切った新リーグ。ここから男女ともに44試合を行い、長いシーズンを送っていく。「ファンの注目度も高い。SVは世界最高峰にしていける」と自信を示した高橋。ここから開幕戦の熱量を継続し、世界に誇る舞台を目指していく。

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