パリ五輪柔道女子４８キロ級金メダルの角田夏実（３２）＝ＳＢＣ湘南美容クリニック＝が１２日、体重無差別で争う全日本選手権（来年４月２０日・横浜武道館）に出場する意向を明かした。千葉県浦安市で行われたトークショーに出席し「大きい相手と戦うのはけがしそうで怖いが、全日本選手権には出たい」と意欲。パリ五輪個人戦メダリストには出場権が与えられる。

　ともえ投げ、腕ひしぎ十字固めという一撃必殺技を持つ角田は、最軽量級ながら全日本選手権に過去２度出場し、１勝を挙げている。３度目の挑戦となるが、「一試合一試合けがなく戦いたい」と抱負を語った。

　また、年内は休養するものの、来年以降の代表選考が懸かる見込みの全日本選抜体重別選手権（４月・福岡）で実戦復帰する可能性も示唆し、今後も４８キロ級で戦う意向。「減量はきついが、強制的に体力がつく。年齢もあるのでバランスを見て考えたい」と語った。