箱根駅伝予選会 日大・キップケメイが2年連続個人トップ 日本人トップは中央学院大・吉田 昨年転倒の東京国際大・エティーリ失速、今年も鬼門の予選会に

一周目を走る日大のシャドラック・キップケメイ(65)。左は東京国際大のリチャード・エティーリ(撮影・開出牧)
先頭でゴールする日大 シャドラック キップケメイ(撮影・佐々木彰尚)
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 「箱根駅伝・予選会」(19日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園)

 第101回箱根駅伝(25年1月2、3日)の出場権をかけたレースが行われ、43校が10枚の本戦切符をかけた戦いに挑んだ。予選会は各校10~12人が参加し、上位10人の合計タイムで争った。

 個人では日大のシャドラック・キップケメイ(2年)が1時間00分59秒で制した。中央学院大の吉田礼志(4年)が日本人トップの10位だった。

 残暑の残る今年は午前9時時点で気温が23・2度。昨年よりも5度気温が高く、日本テレビの中継で解説を務める神奈川大の大後栄治前監督は「過去最悪のコンディションでは」と話していたが、レース中もぐんぐんと気温が上がった中で波乱も。1万メートルとハーフマラソンの日本学生記録保持者のリチャード・エティーリ(東京国際大)は13キロ過ぎで先頭争いから遅れた。右脇腹を抑える仕草をみせた。昨年大会では8キロ過ぎに先頭集団で後ろの選手と足が絡んで転倒。まさかの個人8位に終わり、東京国際大はわずか3秒差で本戦出場を逃していた。

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