河村勇輝がラストアピール!第4Q途中出場で2アシスト ツーウェー契約昇格なるか、ロスター提出期限は21日

河村勇輝
グリズリーズのキャンプに参加し、ヒートとのオープン戦に途中出場した河村(NBAE・ゲッティ=共同)
グリズリーズのキャンプに参加し、ヒートとのオープン戦でコートに立つ河村(NBAE・ゲッティ=共同)
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 「NBA・オープン戦、グリズリーズ109-114ヒート」(18日、メンフィス)

 パリ五輪日本代表で、グリズリーズと無保証のエグジビット10契約を結びNBAに挑戦している河村勇輝(23)が、第4クオーターから途中出場した。無得点、2アシストで、ツーウエー契約へ向けて最終アピールした。

 オープン戦の最終戦。グリズリーズは前半から主力中心で戦い続けた。河村に出番が回ってきたのは、第4Q残り8分から。放った3点シュートはリングにはじかれたが、アシストで見せた。

 ドライブでアタックし、ゴール前の密集地帯から左サイドにいたマイルズ・ノリスに針の穴を通すようなパス。その約4分後には再びバウンドパスでアシストを記録し、仲間の3点シュートを演出した。

 グリズリーズは15日に、スコッティ・ピッペンとの本契約を発表。ツーウエー契約(1チーム3選手まで)の枠が1つ空いたことにより、河村の契約の可能性が上がっている状況だ。

 キャンプから参加している河村は、これまでプレシーズンマッチ全5試合でコートに立っている。第1戦からアシスト面で活躍し、何度も仲間の得点機会を演出。得点面では苦戦が続いていたが、ペーサーズ戦では3本の3点シュートを含む10得点とNBAの環境に適応し、司令塔として存在感を示していた。この日のヒート戦までの平均プレー時間は17分で、4・3得点、4・8アシストの数字を残している。

 開幕戦は24日(日本時間25日)で、ロスターの提出期限は21日(日本時間22日)。世界最高峰の舞台への挑戦で、アピールはやり遂げた。日本人4人目のNBAプレーヤーへ。あとは吉報を待つ。

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