DeNA・石井琢朗コーチの次女 石井さやかがツアー初勝利「父も頑張ったので自分も頑張る」
「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」(22日、有明テニスの森公園)
シングルス1回戦でプロ野球DeNA・石井琢朗コーチ(54)の次女、19歳の石井さやか(ユニバレオ)が18歳の斎藤咲良(富士薬品)に6-1、6-1でツアー初勝利を挙げた。29歳の岡村恭香(橋本総業)はヘイリー・バプティスト(米国)にツアー初勝利。内島萌夏(安藤証券)はミカ・ストイサブリェビッチ(英国)に競り勝った。
ツアー初勝利にガッツポーズし、叫んで喜びを表現した。石井は「すごくうれしい。自信になった」と目尻を下げた。11日に初優勝した全日本選手権決勝の顔合わせの再現。競り勝った全日本選手権に対し、力強いストロークでミスを誘うなどしての完勝だった。「全日本と同じで、ちゃんと攻めていけた」と誇らしげだった。
前日にプロ野球で日本シリーズ進出を決めた父が応援に駆け付けた。「自分も頑張らなきゃなというのがあった」と、刺激を受けたことも記念の1勝につながった。
14歳の時、仁王立ちで試合を見守る父を「怖いから見に来ないで」と拒絶したこともあった。この日は「おめでとう」と声をかけられ「父も頑張ったので自分も頑張る。横浜(DeNA)も勝ってほしい」とエールを送る笑顔にも成長をうかがわせた。