柔道 鈴木桂治監督が感慨「すごい場所」“日本最古の百貨店”日本橋三越本店で異例の柔道発信イベント「チャンスいただいた」

 日本橋三越本店でトークイベントを行った柔道男子日本代表の鈴木桂治監督(左)と秋本啓之コーチ
 日本橋三越本店でトークイベントを行った柔道男子日本代表の鈴木桂治監督(中央)と秋本啓之コーチ(右)。バックには高さ11mの天女像
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 柔道男子日本代表の鈴木桂治監督(44)が25日、東京都中央区の日本橋三越本店で行われたイベント「プロジェクト道」の一環としてトークショーに出席し、パリ五輪の振り返りや競技の魅力を語った。

 日本最古の百貨店として創業350年を超え、「デパートメントストア宣言」から120周年を迎えたことから「道」の教えを体験・鑑賞するというコンセプトの催しだが、高級ブランドが並ぶフロアの中で柔道のイベントが行われるのは異例。重要文化財にも指定されている本館の1階ホールで開催され、高さ11メートルの「天女(まごころ)像」をバックに、床に柔道畳を敷いた壮観の会場となった。トークショー終了後、鈴木監督は「すごい場所」と高い吹き抜けの天井を見上げ、「三越本店で柔道のイベントをやることはまずない。ものすごいプロジェクトのチャンスをいただいた。柔道をアピールしたい」と語った。

 また、同席した秋本啓之コーチは間違って銀座三越のライオンの前で開場を待っていたという。鈴木監督との連絡で間違いに気づき、慌ててタクシーで移動。イベントにはギリギリ間に合ったといい、「(銀座三越の小さい)子ライオンじゃなくて、親ライオンが2匹出迎えしてくれて素晴らしかった」と冷や汗を拭った。

 27日まで続く3日間のイベントでは、パリ五輪代表選手との交流や体験会も予定されている。“先鋒”として、幸先よくスタートを切った鈴木監督は「体験会もあるので、たくさんの子供、大人に体験してもらいたい。(畳や柔道着に)触ると気になるので、テレビでも(競技を)見るようになる。触らなかったら何も感じない。1回触ってもらうことが大事。柔道が何に役に立つかを理解してもらいたい」と期待を込めた。

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