石井さやか 腹筋負傷で無念の準々決勝棄権「近い将来必ず復帰」父はDeNA・石井琢朗コーチ
「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」(25日、有明テニスの森公園)
シングルスで、予選から勝ち上がっていた19歳の石井さやか(ユニバレオ)は、腹筋のけがのため、ロシア出身のディアナ・シュナイデルとの準々決勝を棄権した。元プロ野球選手でDeNAの石井琢朗コーチ(54)を父に持ち、身長175センチの長身を誇るホープ。昨年3月にプロ転向し、今大会でツアー初勝利を含む2勝を挙げ8強入りしていたが、無念のリタイアとなった。
快進撃を見せた石井だったが、負傷によりコートに立つことなく幕切れとなった。試合前になって棄権がアナウンスされ、観客席はどよめきに包まれた。主催者を通じコメントを発表し「棄権することになり大変残念」と無念さをにじませつつ「これまでのテニス人生で最高の大会。身体の不調を完全に治すには時間が足りず、このような結果になった。近い将来、必ず復帰することを約束します」と前を向いた。