坂本花織が女子SP首位発進 2位に7・29点差と独走態勢も慢心なし わずかな回転不足に「(自己採点は)55点」

 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(25日、ハリファクス)

 女子ショートプログラム(SP)で世界選手権3連覇中の坂本花織(シスメックス)が74・97点をマークし、今季GP初戦を首位発進した。昨季GPファイナル3位の吉田陽菜(木下アカデミー)は65・32点で4位、松生理乃(中京大)は10位だった。計6戦の総合成績で6位までがGPファイナル(12月・フランス)に進出する。

 軽快にタンゴを演じた坂本に観客は沸いた。しかし、世界女王は追い求めるものが違う。わずかなミスに目を向け「(百点満点で)55点ぐらい」と厳しい自己採点。「満足はしちゃいけない」と表情は引き締まったままだった。

 「いつぶりか思い返されへんぐらい脚が震えた」状態で最終滑走のリンクに立った。国内での練習から不安があったSP後半の連続3回転ジャンプ。フリップはきれいに決まったが、トーループにいつもの高さを欠き、わずかに回転不足と判定された。

 スピンにぐらつきも出た中で2位に7・29点差と独走態勢に入ったが「練習で満足できるぐらいやっていたら、そんなに緊張もしない。シーズンを通して自信を持っていけたら」。慢心することなく高みだけを見ている。

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