グリズリーズ・河村 本拠地初戦で熱烈歓迎 大声援に笑顔「本当に特別な瞬間だった」
「NBA、グリズリーズ124-111マジック」(26日、メンフィス)
グリズリーズの河村勇輝(23)はテネシー州メンフィスでのマジック戦に途中出場し、2分4秒プレーして無得点。3点シュートを2本放ったが、成功はゼロだった。124-111で勝ち、2勝1敗。レーカーズの八村塁はロサンゼルスでのキングズ戦に先発出場して37分20秒プレーし、3戦連続2桁となる18得点、9リバウンドだった。131-127で開幕3連勝を飾った。
第4Q途中でにわかに起こった「WE WANT YUKI」のかけ声は、地元のファンが次々と呼応して会場を包む大きなコールになった。本拠地初戦で河村が満を持して出番を告げられると、割れんばかりの大声援。熱烈な歓迎に、河村は「本当に特別な瞬間だった」と破顔一笑した。
24点リードの残り約2分でコートへ。NBAで最も小さい身長173センチのガードがボールを持つたびに歓声が上がった。ただ、守備の隙を突いてやや強引に放った2本の3点シュートはともに外れ「とにかく点を決めにいけ、みたいな雰囲気だったので。難しい部分もあった」と苦笑した。
初得点は持ち越しとなり「いい結果でファンに恩返しできればと思ったけど、うまくいかなかった」と反省する。それでも早くも愛される存在となった日本の司令塔は、身支度を終えると仲間から次々に声をかけられながら引き揚げた。