新大関Vへ大の里「一年最後の場所。いい形で締めくくれれば」大相撲九州場所番付発表

 番付の自身のしこ名を指さす大の里
 会見で九州場所への抱負を語る大の里
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 日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の番付を発表した。秋場所で2度目の優勝を飾った新大関大の里(二所ノ関)は、福岡市の部屋宿舎で会見。「番付に名前が載り、本当に大関になったんだなという実感がわいた。大関として臨む初めての場所でもあるし、しっかり準備して頑張りたい。より一層、引き締めないとダメだなという気持ちになった」と心境を語った。

 アデノウイルス感染症のため、27日まで行われた秋巡業を途中離脱。10日ほど部屋で回復に努めた。ただ、徐々に体も動かしているといい「もう回復している。しっかりまた明日から九州場所に向けて頑張りたい」と、不安は感じさせなかった。

 昨年の九州場所は、まだ十両だった大の里。記録的なスピードで看板力士となったことには「1年前の自分と比べると、想像していないところにいる。自分自身、まだ追いついていないというのが一番」と率直な思いを吐露した。九州場所では2006年白鵬以来18年ぶりとなる新大関優勝がかかる。「まだ大関としてわからない部分、初めての部分がたくさんあると思う。しっかり初日から流れをつかんで、初日を迎えれば、たぶん得るものも知るものもたくさんある」とポイントを挙げ「一年最後の場所にもなる。いい形で締めくくれればいい」と意気込みを口にした。

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