獅司“うれしし”新入幕 故郷ウクライナの両親に親孝行を 女子相撲日本一・おかみさん助言→直近2場所連続勝ち越し

 日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の番付を発表し、獅司(雷)がウクライナ出身では初の新入幕。「“うれしし”です」と笑顔でお気に入りのフレーズを連発した。

 戦時下にある故郷の両親には、関取になる前から手当の半額を仕送り。「ママ、パパ、大変だから、獅司頑張らないといけない。いっぱいお金を送ります」とさらなる親孝行を誓った。

 右四つから左四つに変え、直近の2場所連続勝ち越し。実は女子相撲で日本一3度の実績を持つおかみさんの栄美さんの助言があった。師匠の雷親方(元小結垣添)は「僕は知らなかった。女房がアドバイスして、それがいい方向にいった」と笑いながら説明。昨年2月の部屋継承後、初の新入幕力士輩出を「よかった」と喜んだ。

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