男子走り幅跳び・橋岡優輝 予選敗退パリの雪辱は東京世陸で 「この1年、そこだけを見据えて」「勝負の年」
陸上男子走り幅跳びで今夏のパリ五輪代表の橋岡優輝(富士通)が28日、拠点とする米国への出発前に羽田空港で報道陣の取材に応じた。「来年に気持ちは割と切り替えられている。一個一個前進したい」と前向きに思いを語った。
21年東京五輪で6位入賞した実力者だが、今夏のパリ五輪ではまさかの予選敗退に涙した。「僕の陸上人生における最悪のシーズンだったと言えるぐらい落ち込みました」。五輪直後は「もうやめようかな」と現役引退まで頭をよぎったが、自身と向き合い「今やめたら、逃げることになるんじゃないか」と思い直したという。
来年は東京開催の世界選手権が控える。「勝負の年」と位置づけるだけに、「この1年、そこだけを見据えてやっていきたい」と雪辱を誓った。