柔道女子６３キロ級で五輪３大会連続出場の高市未来（３０）＝コマツ＝が３０日、所属を通じて現役引退を発表した。今後はコマツでコーチを務める。都内で取材に応じ「悔しさもあるが、柔道を違う目線で勉強し、見ていきたい。日本柔道の発展に少しでも力になれたら」と晴れやかに報告した。
足技や寝技などを武器に２０１６年リオデジャネイロ、２１年東京、２４年パリと五輪３大会に出場したが、個人戦ではメダルに届かなかった。進退は悩んだものの「やっぱり頑張れない」と今月初旬に決断。「成功して終わりたかったが、（悔しい）感情や経験も生かしたい」と語った。
