【ロサンゼルス共同】世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット（ＡＩＵ）」は１日、２０２１年東京五輪の男子２０キロ競歩で銀メダルに輝いた池田向希選手（２６）＝旭化成＝に対し、ドーピング違反の疑いで暫定的な資格停止処分を科したと発表した。

　ＡＰ通信によると、血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で疑わしい数値を示したという。

　静岡県出身の池田選手は、東洋大時代の１９年世界選手権で６位入賞。東京五輪では日本競歩勢で過去最高の２位に入り、２２年世界選手権でも銀メダルを獲得した。今夏のパリ五輪は７位。直近では９月の国内大会に出場していた。