近代五種 愛知県で障害物レースの公開練習 梅村華苗「楽しむことを一番に最後まで走り抜きたい」
近代五種の全日本選手権が2日、愛知県安城市で始まり、国内初実施を3日に控えた新種目、障害物レースの公開練習が行われた。2028年ロサンゼルス五輪では、馬術に代わり障害物レースが採用される。
練習では60メートル余りの屋外コースに8種類の障害物が設置され、選手はつり輪や雲梯(うんてい)などで感触を確かめた。女子で昨年の全日本選手権3位の梅村華苗(自衛隊)は、パリ五輪への道が断たれた後に障害物レースの練習を開始し、右肩を痛めたという。それでも、この日の練習を終え「行けると思った」と好感触を得た様子。「上位を狙うのはもちろん、楽しむことを一番に最後まで走り抜きたい」と意気込んだ。
障害物レースは人気低迷などの打開策として採用が決定。テスト大会ではTBSテレビの人気番組「SASUKE」のセットが使用されて話題となった。