6年ぶりV狙う青学大が前半終え独走態勢 4区黒田朝日が圧巻区間新 従来記録13秒更新 2位城西大に1分16秒差 国学院大3位、駒大5位
「全日本大学駅伝」(3日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)
大学三大駅伝の第2戦が行われ、前半の4区間を終えて、6年ぶり3度目の優勝を狙う青学大が独走状態を築いた。
大混戦の1区を4位につけると、2区では鶴川正也(4年)が創価大の吉田響(4年)とのし烈なデッドヒートを制し、1秒差で区間賞を獲得した。3区で起用されたルーキー折田壮太(1年)は落ち着いた走りで区間5位のタイムをマークし、突き放すと、4区のエース格の黒田朝日(3年)が33分3秒で従来の記録を13秒更新する圧巻の区間新記録をマークし突き放した。
レース後は「とにかく先頭でタスキをもらって、離していくのが自分の仕事だった。その上で区間新をとれてうれしい。この区間は上り下りが多いので、得意分野の上りで力を出せるようにと思っていた」と、振り返った。
城西大が1分16秒差の2位、出雲駅伝を制し、2冠を狙う国学院大は4区を終えて1分27秒差の3位、史上初の5連覇を狙う駒大は2区で16位に沈んだが、3区の伊藤蒼唯(3年)が区間2位のタイムで8人抜きの快走で8位に浮上。4区を終えて2分25秒差の5位まで順位を上げてきた。