1位青学大、2位国学院大の争いで終盤へ 国学院大5区2年生野中が激走 41秒差まで詰める

 「全日本大学駅伝」(3日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 大学三大駅伝の第2戦が行われ、5区を終えて、6年ぶり3度目の優勝を狙う青学大と、出雲駅伝を制して勢いそのまま2冠に挑む国学院大の争いとなってきた。

 青学大は大混戦の1区を4位につけると、2区では鶴川正也(4年)が創価大の吉田響(4年)とのし烈なデッドヒートを制し、1秒差で区間賞を獲得した。3区で起用されたルーキー折田壮太(1年)は落ち着いた走りで区間5位のタイムをマークし、突き放すと、4区のエース格の黒田朝日(3年)が33分3秒で従来の記録を13秒更新する圧巻の区間新記録をマークし突き放した。

 ただ、出雲駅伝4区でも区間賞をマークしている国学院大の5区、野中恒亨(2年)が圧巻の走りをみせて、青学大を猛追。3位から2位に順位をあげると、1分27秒あった差を41秒まで詰めた。青学大の5区田中悠登(4年)は首位を守ったが、6区の白石光星(4年)にタスキを渡す際には「ごめん」と声をかけた。

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