青学大・原晋監督 2冠国学院大の強さ「駒大イズムと前田くんのキャラで新しいメソッド」も40代指導者台頭に対抗心「負けておられません」

 全日本大学駅伝を振り返る青学大・原晋監督
 国学院大のゴールを待つ前田康弘監督(左)と相川七瀬
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 「全日本大学駅伝」(3日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 大学三大駅伝の第2戦が行われ、6年ぶり3度目の優勝を狙った青学大は、出雲駅伝覇者の国学院大との終盤の争いに敗れ3位に終わった。前半4区終了時点では2位以下に1分以上の差をつけて独走状態を築いたが、後半勝負を仕掛けてきた国学院大に逆転を許した。最終8区では猛追をみせた駒大にも抜かれ、3位だった出雲駅伝に続いて3位。無冠のまま連覇の懸かる来年1月の箱根駅伝を迎える。国学院大は全日本初優勝で出雲に続く2冠を達成。来年1月の箱根駅伝で史上6校目の3冠を狙う。

 レース後、青学大の原晋監督は、2冠を達成した国学院大について「着実に(前田監督の出身大学の)駒沢イズムと前田くんのキャラの融合で新しいメソッドを独自で展開してるイメージがある」と、分析した。

 その上で「(高校生のスカウトで)『初優勝を狙いたい』と、我々の10年前の雰囲気に似ているところがある。私も駒大の大八木さん、順大さん、そういう強豪校を目標に頑張ってきた歴史でもある。常に1強は学生スポーツではない。時代によってライバルが現れる、そこに負けないように頑張って行くのが盛り上がりにつながる。いい傾向」と、かつての自身も重ねながら、ライバルの台頭を歓迎した。

 躍進校に40代の指導者が増えてきたことには「私ももうすぐ58ですけど、まだまだ負けておられませんので」と、力強く言い切った。

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