SVリーグ珍事で場内笑い&どよめき 東京GBリクエストも「タイミングが遅すぎるため受け付けられません」
「SVリーグ男子、東京GB3-2サントリー」(3日、有明アリーナ)
東京GBとサントリーの試合で、リクエストをめぐる珍事が起こった。
セットポイント2-1とサントリーのリードで迎えた第4セット。ドミトリー・ムセルスキー(サントリー)が放った強打が相手ブロックに跳ね返り、右サイドライン付近に落ちた。
ブロックアウトの判定でサントリーの得点となったが、東京GBがリクエストを要求。ただすでにゲームは進行し、サントリー選手がサーブを打つ準備を始めたところだったため、リクエストは承認されなかった。「タイミングがおそすぎるので受け付けられません」とアナウンスが響くと、場内は笑いとどよめきに包まれた。
前身のVリーグから名称を変え、今季から始まったSVリーグ。ファンの新規参入、定着のために試合展開が分かりやすい工夫をシーズンを進めながら取り入れている。この日はプレーが中断されるたびに、司会者がマイクを使って状況を説明。リクエストをめぐる細かい状況まで説明するため、この日のような珍事は起こったが、試合展開が把握しやすく、開幕戦にも劣らない盛り上がりを見せていた。