フィギュア・樋口新葉 2位で女子一番乗り!7年ぶりファイナル進出が決定 GP初優勝時を大きく上回る合計得点に復活ののろし
「フィギュアスケート・フランス杯」(2日、アンジェ)
女子は樋口新葉(ノエビア)が合計206・08点で2位に入り、GP6戦の総合成績上位6人で争うファイナル(12月・フランス)に7年ぶりに進出した。SP3位で迎えたフリーはトップで、GP初優勝の第1戦スケートアメリカに続く表彰台。アンバー・グレン(米国)が210・44点でGP初制覇。男子はSP5位の島田高志郎(木下グループ)がフリー3位の合計233・84点でGP初表彰台の2位。アダム・シアオイムファ(フランス)がSP8位から逆転し、246・58点で大会3連覇を飾った。
SPの3位を守れば、自力で7年ぶりのファイナルを決めるフリー。樋口は七つのジャンプを大きなミスなく跳び、2位に食い込み、六つの進出枠に女子で一番乗りした。合計得点はGP初優勝のスケートアメリカを9・15点も上回り「自信を持って練習した演技を、そのまま出せた」と胸を張った。円熟味を増す23歳の実力者が復活を強く印象付けた。