新大関大の里「いい部分も悪い部分も出た」 琴桜に11勝9敗 秋巡業で体調崩した影響感じられず

 「大相撲九州場所」(10日初日・福岡国際センター)

 二所ノ関一門の連合稽古が4日、福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で行われ、新大関大の里(二所ノ関)は大関琴桜(佐渡ケ嶽)と20番連続で取って11勝9敗だった。10月の秋巡業で体調を崩した影響はあまり感じられず「不安要素しかなかった。その中で番数をこなせたし、いい部分も悪い部分も出た」と一定の手応えを口にした。内容は互角で「大関と稽古することで調子も上がってくる。しっかりと自分のものにして頑張っていく」と話した。

 琴桜はスタミナ面で大の里を上回り、土俵際まで攻め込む場面が目立った。逆転負けには「くそー」と悔しさをあらわにし、ライバル心をうかがわせた。悲願の初優勝を目指す先輩大関は「スタイルは崩さず、自分は自分でやるだけ」と静かに闘志を燃やした。

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