「フィギュアスケート・ＮＨＫ杯」（８日開幕、国立代々木競技場第一体育館）

　７日にペアの公式練習が行われ、２３年世界選手権優勝の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組（木下グループ）が２３年４月の国別対抗戦以来１年７カ月ぶりとなる国内戦に向け、入念に調整した。

　今季はグランプリ（ＧＰ）シリーズのスケートアメリカで優勝しており、今大会で上位に入ればＧＰファイナル進出につながる。練習ではスロージャンプを決めるなど、上々の様子。三浦は「氷もすごく滑りやすいし、いい練習を積めてきた」とうなずき、木原も「久しぶりの日本での試合で、（拠点のカナダとの）時差がある中しっかり調節できた。体の動きもいい」と笑顔だった。

　昨季は木原の腰椎分離症でＧＰシリーズ、日本選手権を欠場。２４年２月の四大陸選手権で実戦復帰していたが、日本での試合は２３年４月の国別対抗戦以来となった。三浦は「久しぶりに日本のファンの皆さまの前で滑れることを楽しみにしています」と心待ちにしており、木原も「昨シーズンはけがで演技を披露することができなかった。今年は日本の皆さまの前で演技できることをうれしく思いますし、感謝して滑りたい」と力を込めた。