壷井3位でGP初表彰台「実感が湧かない。幸せ」
「フィギュアスケート・NHK杯」(9日、国立代々木競技場第一体育館)
男子は今季GP初戦の鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=がSPに続いてフリーも1位の合計300・09点で大会2連覇を果たした。壷井達也がSPの3位を守ってGP初の表彰台。SP2位の三浦佳生はフリー11位と崩れて6位に終わった。
壷井はGPで初めて表彰台に上り「まさか3位になれるとは思っていなくて実感が湧かない。幸せ。このために頑張ってきて良かった」と目を潤ませた。神戸大への進学やケガなどもあって伸び悩んでいたが、猛練習を重ねて世界トップの仲間入りを果たした。「シニアの壁の厚さを感じていたが、やっと世界と戦えるんだと自信がついた。これから、より上の点数や順位を取りたい」と感慨を込めた。