ラグビー日本代表 フランスに52失点完敗 強豪相手に大敗続くもエディーHC「トップ4を目指さない理由はない」とキッパリ

 「ラグビー・リポビタンDツアー、日本代表12-52フランス代表」(9日、サンドニ)

 世界ランキング14位の日本は同4位のフランスに8トライを許し、完敗を喫した。通算対戦成績は1分13敗。試合後、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「結果はとても残念。前半にフィジカル面で完全にやられてしまった。経験値の浅いチームは対応できなかった」と悔しがった。

 前半4分に先制トライを奪われると、勢いを止められず前半だけで5連続トライを許し試合を決定づけられた。得点も奪えずに前半を0-31で折り返した。

 後半に入り、SO立川とNO・8タタフのトライで得点を奪い意地を見せたが、フランスにコンスタントに追加点を奪われ終わってみれば42点差で敗れた。ただ、エディーHCは「若いチームにとっては前半を終えて0-31だと、どうしても諦めがちになるが、後半にはいいラグビーができていた」と強豪相手に一定の評価を下した。

 再任の際、世界4強を目標に掲げたが4位のフランス相手に完敗。先月に19-64と大敗した同3位ニュージーランド戦とともに強豪との差を痛感させられた。それでもエディーHCは「もちろん長期間の目標なので。トップ4を目指さない理由はない」とキッパリ。中長期的にチームを強化する方向性を改めて強調した。

 また、同試合で負傷交代した立川、タタフについて、次戦の出場が厳しい見通しを示した。日本代表は今後、16日にウルグアイ代表と、25日にイングランド代表と対戦する。

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