バスケ男子代表13年目、34歳比江島慎が初の主将「冗談かと」「(代表は)最後のつもりで」ホーバス監督がサプライズ指名 同僚からイジりも「不安」「声小さい」

 合宿を公開したバスケ男子代表の(左から)富樫勇樹、比江島慎、トム・ホーバス監督
 日本代表合宿に参加した(左から)富樫勇樹と比江島慎
 日本代表で初めて主将に指名された34歳の比江島慎
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 バスケットボール男子日本代表が13日、都内で強化合宿を公開した。28年ロサンゼルス五輪に向けて続投後、初の合宿に臨んだトム・ホーバス監督は、ベテランの比江島慎(34)=宇都宮=を主将に指名したことを明かした。

 比江島は代表活動13年目で初となるまさかの大役に「(ホーバス監督に)いきなり会った瞬間『キャプテン』と言われて、冗談かと思ったら、次の日になっても『キャプテン』と言われて(笑)。理由は全然聞いてないが、初めての経験です」と照れ笑い。アジア杯予選のモンゴル戦(21日・栃木)、グアム戦(24日・グアム)の2連戦に向けて「僕はこれで(代表活動は)最後のつもり。(今後の招集は)トムさんや協会次第だが、悔いが残らないように、パリ五輪の不完全燃焼を払拭できるようなプレーをしたい」と不退転の決意を語った。

 比江島は21年東京五輪に続き、今夏のパリ五輪に出場。続投が決まったホーバス監督には「ロサンゼルス五輪までは考えてない。(今後の代表活動は)招集ごとに考える」と伝えたが、今回招集され、主将へのサプライズ指名となった。

 比江島自身、チームで主将を務めるのは中学時代以来だというが、近年主将を務めてきた富樫勇樹(千葉J)は、新主将について「不安です」とニヤリ。合宿での声かけでは「声が小さい」「フニャフニャ言っている。もっとハキハキしなさい」(川真田)などといじられまくったという。指揮官も「めっちゃ(話が)長かった」と笑いつつ、「みんながリスペクトしている」と愛されキャラのチーム最年長に期待を込めた。

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