千葉、渡辺らファイナル争い佳境 フィギュアGP最終戦22日開幕

 第4戦NHK杯の女子フリーで演技する千葉百音=9日、国立代々木競技場
 第1戦スケートアメリカの女子フリーで演技する渡辺倫果=10月、アレン(共同)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは22日開幕の第6戦中国杯(重慶)を残すのみで、総合上位6人が得る男女のファイナル(12月・フランス)切符争いが大詰めを迎える。日本勢は出場する女子の千葉百音(木下アカデミー)渡辺倫果(三和建装・法大)住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)、男子の佐藤駿(エームサービス・明大)の全員に進出のチャンスがある。

 女子は既に計2戦を終えた世界女王の坂本花織(シスメックス)樋口新葉(ノエビア)吉田陽菜(木下アカデミー)の進出が決定。残り3枠を巡り、第4戦2位の千葉と第1戦2位の渡辺が、第3戦3位だった住吉より優位な状況だ。高得点で第3戦を制したアンバー・グレン(米国)がライバルになる。

 男子はGP2連勝の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)ら3人がファイナルに進み、第2戦2位の佐藤は2位以内に入れば自力で2年ぶりに切符をつかむ。第3戦で逆転勝ちしたアダム・シアオイムファ(フランス)との優勝争いが予想され、4回転で高難度のルッツとフリップが鍵を握る。

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