張本智和、5年ぶり中国強豪撃破で歓喜のダンス披露「やるタイプじゃないけど…」WTT公式からもまさかのダンス再演要求され照れ笑い
「卓球・WTTファイナル」(20日、北九州市立総合体育館)
男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク7位でアジア選手権覇者の張本智和(21)=智和企画=が、中国トップ選手の一角である同5位の梁靖崑(中国)を3-1で撃破した。殊勲星で沸かせた日本のエースは「会場の皆さんが後押ししてくれて、地元(日本の)ホームの力はやっぱり違うなと思った。次も100%出し切りたい」と胸を張った。
過去1勝6敗の強敵に、19年カタール・オープン以来5年ぶりの勝利を決めると、こん身のガッツポーズの後、両手を振って珍しく歓喜のダンスも披露。世界的にバズっている韓国ガールズグループBLACK PINKロゼと米国歌手ブルーノ・マーズによるコラボ曲「APT.」のダンスで、張本はたまたまYouTubeで見てから気になっていたといい、「ハマっちゃったので勝ったらやろうと思っていた。あんまり、こういうのをやるタイプじゃないけど、(スウェーデンの)モーレゴードとか(パフォーマンスを)いろいろやる選手もいるので、こうやって(色んな方に)覚えてもらえればいいのかな」と笑った。
ただ、日本のエースのひょうきんな一面に“世界”も食いついたようで、取材エリアでは大会主催者のWTT公式からも、楽曲を流しながらカメラの前で「踊ってよ」とまさかの無茶振りをくらい、「えっ」と面食らった様子。リクエストに応えてハニカミながら振り付けを披露したが、恥ずかしそうに頬を赤らめていた。