ホーバス日本“再始動”モンゴル戦快勝 18得点の比江島手応え「出し切ることができた」

 「バスケットボール男子・アジア杯・予選、日本代表93-75モンゴル代表」(21日、日環アリーナ栃木)

 C組で世界ランキング21位の日本は108位のモンゴルに93-75で快勝し、3戦全勝とした。パリ五輪後の初戦で、続投が決まったホーバス監督が指揮した。第1クオーターこそ22-22と互角だったが、第2クオーター以降は主将の比江島慎(34)=宇都宮=のドライブなどで主導権を握った。予選は24チームが6組に分かれ、ホームアンドアウェー方式で対戦。各組上位2チームなど16チームが本戦に進む。

 後半になるにつれて安定感が光った。第1Qでは、24日のグアム戦(グアム)を最後に代表引退を示唆している主将の比江島が3点シュートを決めて先制。一時は12-1と突き放したが、モンゴルも粘りを発揮して次第に追いつかれて22-22で終えた。第2Qでは流れを奪い返し、47-36と大きくリードして前半を終了。第3Q、第4Qでも大量リードを守った。

 2028年ロサンゼルス五輪に向けて続投となったトム・ホーバス監督の下で、パリ五輪からの“再始動”を勝利で飾り、予選突破に弾みをつけた。チーム2番目の18得点をあげた比江島は「しっかり出し切ることができた」と手応え。指揮官から「最高、ありがとうございます。キャプテン!」と褒めちぎられると、「こちらこそ」と照れ笑いを浮かべていた。

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