大谷、3度目のMVP受賞 両リーグでは58年ぶり

 【ロサンゼルス共同】米大リーグで史上初めて「50本塁打、50盗塁」を達成したドジャースの大谷翔平(30)が21日、ナショナル・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。エンゼルス時代のアメリカン・リーグで獲得した2021、23年に続き投票者全員から1位票を獲得する満票での受賞。3度目の選出は歴代2位に並んだ。

 指名打者(DH)専任でプレーした選手のMVPは初めてとなった。両リーグでの栄冠は1961年にレッズ、66年にオリオールズで選ばれたフランク・ロビンソン以来、58年ぶり2人目。大谷は「チームを代表してもらった賞。みんなでつかみ取ったもの」と喜びを語った。ドジャースに移籍した今季は54本塁打、130打点で、2年連続の本塁打王と初の打点王に輝いた。打率3割1分、59盗塁はリーグ2位の好成績だった。

 選考はレギュラーシーズンの成績が対象。全米野球記者協会会員30人による投票はプレーオフ前に実施された。

 ア・リーグはヤンキースの外野手アーロン・ジャッジが満票で2年ぶり2度目の受賞を果たした。

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