炎鵬三段目Vならず「全てにおいて劣っていた」脊髄損傷大ケガから復帰後3場所連続6勝1敗

 藤闘志(右)の激しい攻めに土俵際に追い込まれる炎鵬(撮影・坂部計介)
 藤闘志(手前)に押し出しで敗れ、三段目優勝は持ち越しとなった炎鵬(撮影・坂部計介)
 藤闘志(右)に敗れ、三段目優勝は持ち越しとなった炎鵬(撮影・坂部計介)
3枚

 「大相撲九州場所・13日目」(22日、福岡国際センター)

 元幕内で西三段目56枚目の炎鵬(伊勢ケ浜)が、藤闘志(藤島)との全勝対決に臨んだが、敗れて優勝を逃した。

 緊張感からかお互いが1度ずつつっかけ、3度目で成立。炎鵬が立ち合いで先手を取られ、腕をたぐって反撃に出たが、そのまま押し切られた。「悔しいですね」と声をしぼり、「全てに置いて自分が劣っていたので負けた。それだけです」と受け入れた。

 脊髄損傷の大ケガから復帰して3場所目。全てで6勝1敗の成績を収めた。「この番付で7番取れたことは、まずよかったのかな」と実感をこめつつ、来場所へ「そんな簡単にいく世界ではない。負けたことにも意味がある。(V逸は)情けないし、悔しいですけど、来場所に向けてやっていきたい」と前を向いた。

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