張本智和が4強入り またも歓喜のダンス披露「今大会ずっとリピートしてる」韓国エースに快勝で日本勢唯一の準決勝進出

 「卓球・WTTファイナル」(22日、北九州市立総合体育館)

 男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位でアジア選手権覇者の張本智和(21)=智和企画=が、同15位の張禹珍(韓国)を3-0で破り、男女通じて日本勢唯一のシングルス4強入りを決めた。

 勝利後は20日の1回戦に続いて、両腕を交互に振るような歓喜のダンスを披露し、会場を沸かせた。世界的にバズっている韓国ガールズグループBLACK PINKのロゼと米国歌手ブルーノ・マーズによる人気コラボ曲「APT.」のダンスで、「今大会(期間中)はあの歌しか聴いてない。ずっとリピートしてホテルでも移動中でも聴いてます」とニヤリ。「今日も(1回戦勝利後のダンスと)同じポーズだと面白くないと思ったので、ちょっと違うポーズにしました」と、日本のファンへのサービス精神をのぞかせつつ、取材エリアで再現を求められると「(もう試合中の)アドレナリンが出てないので…すいません」と、照れくさそうに頭を下げた。

 強力なフォアドライブを武器とする韓国のエースを攻略し、頂点まであと2つ。準決勝では世界ランク2位の林詩棟(中国)と対戦するが、「いい準備をしたい。(今の世界の勢力図で)男子は誰が上がってきても、どんなスコアでも(勝つことも負けることも)全部あり得る。悪い状況だけは想定せず、(いいイメージだけを)うまく自分に思い込ませてやりたい」と自然体で語った。

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