張本智和 日本勢唯一4強 韓国エースに快勝 再び歓喜のダンス「ずっとリピートしている」
「卓球・WTTファイナル」(22日、北九州市立総合体育館)
シングルス準々決勝で、男子は世界ランク7位でアジア選手権覇者の張本智和(21)=智和企画=が、同15位の張禹珍(韓国)に3-0で勝ち、シングルスでは男女通じて日本勢唯一の4強入りを決めた。女子は同6位の張本美和(木下グループ)が同3位の王芸迪(中国)に屈し、大藤沙月(ミキハウス)、平野美宇(木下グループ)も敗れて全滅。女子ダブルス準決勝は佐藤瞳、橋本帆乃香組(ミキハウス)が中国ペアを撃破し、決勝は大藤、横井咲桜組(ミキハウス)との同門対決となる。
張本智は強力なフォアドライブを武器とする韓国エースを攻略し、日本勢唯一の4強入りを決めた。「まさか3-0で勝てるとは思わなかった。今日は(攻守に)バランスのいい試合をできた」と胸を張った。
勝利後は1回戦に続き、両腕を交互に振るような歓喜のダンスを披露。韓国ガールズグループBLACK PINKのロゼと米国歌手ブルーノ・マーズによるコラボ曲「APT.」のダンスで、「今大会はあの歌をずっとリピートして聴いている」とノリノリで「(1回戦と)同じポーズだと面白くないので、違うポーズにしました」とサービス精神をのぞかせた。
ホームゲームで、年間王者まであと2つ。準決勝は世界2位の林詩棟(中国)と対戦するが「いい準備をしたい。悪い状況だけは想定せず、(いいイメージだけを)うまく自分に思い込ませたい」とリズムに乗った。