スケボー白井、堀米に主役譲らず 最終試技で「切り札」成功

 暫定4位で迎えた最終試技。白井は「何千回、何万回とやってきた」という切り札を繰り出した。失敗すれば表彰台を逃す土壇場で、高難度の複合技「キャブ・バックサイドテールスライド・ビッグスピンアウト」を完璧に決め、首位の堀米を逆転。主役を奪った。

 予選と決勝を1日で行う日程で、決勝の途中には「もうスケボーできないかと思うぐらい疲れていた」。それでも最後まで耐え抜き、高得点を得る試技を連発。会場を何度も沸かせた。

 パリ五輪は4位に終わるなど悔しい経験を重ねてきたが、9月のXゲーム千葉大会を制するなど快進撃が続く。「こういう場面で決められるようになってきた。自分が少し変わってきたかな」と話した。

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