大相撲ファンが涙 琴桜の初優勝で「北の富士さんも喜んでいらっしゃる」NHK解説の相棒が思い代弁「泣ける」「涙腺にきすぎる」
「大相撲九州場所・千秋楽」(24日、福岡国際センター)
大関琴桜が結びの一番で豊昇龍を下し、初優勝を飾った。NHKの中継では向正面の解説を務めた舞の海氏が発した一言に相撲ファンの大きな感動を呼んだ。
実況アナから総評を求められると唐突に「お父さんの佐渡ケ嶽親方、先代の琴桜関、そして今場所天国に旅だった北の富士さんも喜んでいらっしゃると思います」と語った舞の海氏。実況アナも「そうですよね」としみじみと受けた。
先代琴桜と北の富士さんにはある歴史がある。1973年7月の名古屋場所で先代が横綱として優勝を成し遂げた際、決定戦で破ったのが北の富士さんだった。祖父のライバルだった名力士が今場所中に急逝。さらに舞の海氏と北の富士さんはNHK中継の解説でも面白いやり取りを繰り広げてきただけに、特別な思いがあった模様だ。
「感極まって涙するシーンも多い中、まったくなかった。琴桜に頼もしさを感じた。あくまでも通過点で上を目指していることを感じた」と琴桜を評した舞の海氏。ファンも「舞の海さんが北の富士さんの話題 泣ける」「今回ほんと涙腺にきすぎる」「琴桜の優勝。絶対北の富士さんは手を叩いて喜んでいる思います。ほら俺が言っただろ?って。あー泣ける」「北の富士さんにも見せてあげたかったなぁ……」とXに思いを記していた。