男子バレー ティリ氏が監督就任 史上最強日本に東京五輪金・仏代表の指揮官
日本バレーボール協会は25日、男子日本代表の新監督に、フランス代表の男子を率いて2021年東京五輪優勝の実績を持つロラン・ティリ氏(60)が就任すると発表した。12月2日にオンラインで記者会見を開く。
フランス出身のティリ氏は現在、大同生命SVリーグの大阪Bで指揮を執る。現役時代はフランス代表のアタッカーとして1988年ソウル、92年バルセロナ両五輪に出場。12年から同国代表監督を務め、東京五輪後に退任した。
男子の日本は、東京と今夏のパリで五輪2大会連続8強。28年ロサンゼルス五輪では、優勝した72年ミュンヘン五輪以来のメダル獲得を狙う。ティリ氏は協会を通じ「日本代表チームの力、強さ、経験、その価値観や資質を信頼し、私ならではの価値、国際大会や五輪での経験も取り入れていきたい」とコメントした。
◆ロラン・ティリ 1963年12月1日、フランス出身。1982年からフランス代表でプレーし、五輪は88年ソウル、92年バルセロナ両大会に出場し、それぞれ8位、11位だった。91、92年には代表主将を務めた。チェコの監督などを経て、12年にフランス代表監督に就任。15、17年にワールドリーグ優勝。五輪は16年リオデジャネイロ大会9位、21年東京大会では金メダルに導いた。