藤波朱理 ロス五輪は阿部詩とダブル金「2人で取れたら最高」日体大パリ五輪・パラリンピック報告会

 日体大パリ五輪・パラリンピック報告会に集積した藤波(前列右から2人目)と、阿部詩(同3人目)
 日体大のパリ五輪・パラリンピック報告会に出席した(前列左から)文田健一郎、阿部詩、藤波朱理、清岡幸大郎、(後列左から)樋口黎、富田宇宙、福永凌太、日下尚
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 日体大が26日、横浜アリーナでパリ五輪・パラリンピック報告会を行った。レスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理(日体大)や、柔道女子52キロ級代表の阿部詩(パーク24)ら卒業生のオリンピアンが出席。在校生が披露した名物の集団行動を初めて見た藤波は「一つ一つの動作がきれいで鳥肌が立った」と感激し、「メダリストとして(報告会に)参加できたことは光栄」と喜んだ。

 藤波は中学2年から公式戦139連勝中で、パリ五輪も制した五輪女王。24日には、4年後のロサンゼルス五輪へ向けて57キロ級に転向することを表明した。12月の全日本選手権は欠場し、25年世界選手権(同年9月、クロアチア)の代表選考に関わる明治杯(同年)に照準を合わせていく。

 これまでの人生は五輪金メダルを目指した練習漬けの毎日だっただけに、残り少ない学校生活は普通の大学生のように謳歌(おうか)したい。「友達との遊びも我慢してきた。大学生としての楽しみ方もやってみたい。おいしいもの食べながら、友達とワイワイしたい」と笑った。

 この日は「大好きな先輩」と尊敬する阿部詩と共演。2人でロサンゼルス五輪での頂点を誓い合った。阿部詩は2回戦敗退となったパリ五輪のリベンジ、藤波は階級を変えての2連覇を狙う。「57キロで戦える体をつくって勝負したい。2人で金メダルが取れたら最高」と力を込めた。

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