鍵山優真 GPファイナル&全日本初優勝へ順調仕上がり 課題の「メンタル」強化の鍵は瞑想?「続けてみたい」
フィギュアスケート男子で22年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が29日、愛知県豊田市の中京大アイスアリーナで公開練習を行った。
約1時間の練習では、ショートプログラム(SP)やフリーの曲をかけて練習。4回転フリップ、4回転サルコー、4回転-3回転の連続トーループを着氷するなど上々の調整となった。
今季はグランプリ(GP)シリーズで2連勝したが、いずれも納得のいく内容ではなかった。12月にはGPファイナルと全日本選手権でいずれも初優勝を狙うだけに、「(GP第5戦の)フィンランド大会ではちょっと弱いところをたくさん見せてしまった。自信を持って取り組みたいなと思います」と意気込んだ。
鍵はメンタル調整にあるという。自身のことは「そんなにメンタルや気持ちが強くなかったり、ちょっと調子が悪くなっちゃうとすぐにぽきっと心が折れてしまう日もたくさん今まであった。多少のミスは気にしないでいけるメンタルを持たないといけない」と分析している。14年ソチ五輪の女子銅メダリストのカロリーナ・コストナーコーチからは瞑想(めいそう)を勧められたという。「何回かやった。まだしっくりはきてない」と探り探りではあるが、「1、2回で効果が出るものではないので続けてみたい」と笑った。