天理大やった 4年ぶり優勝 5トライ快勝、京産大の4連覇阻止 2度目の全国の頂点へ
「関西大学ラグビー、天理大31-15京産大」(30日、花園ラグビー場)
天理大が、4連覇を目指した京産大に31-15で勝ち、6勝1敗の勝ち点30で4年ぶり13回目の優勝を果たした。天理大は先制トライを許したものの、激しいディフェンスで主導権を握り合計5トライを奪って快勝した。京産大は5勝2敗の同25で2位。近大は関学大に29-22で競り勝ち、5勝2敗の勝ち点24で並び、直接対決を制して3位となり、上位3校が全国大学選手権に出場する。
天理大は強固なディフェンスとシンプルに前へ進むアタックで、京産大に流れをつかませなかった。前半は京産大が積極的に攻撃を仕掛けてきたが、粘り強い守備で対抗。12-10とリードして折り返した。「相手をきっちり止めることができて、緊張感を保てたのが大きかった」と小松監督。後半に入ると3トライを奪って突き放し、4季ぶりに関西王者の称号を取り戻した。
春シーズンは調子が上がらず、近大戦(11月17日)では終了寸前に逆転負けを喫する不覚。苦境を立て直してのV奪取に、FB筒口主将(4年)は「素直にうれしい」と話した。大学選手権では関西王者として関東の強豪に挑む。「チャレンジャーとして、天理らしくひたむきに戦いたい」と筒口主将はきっぱり。2度目の全国の頂点を目指して愚直に突き進んでいく。