関学大 甲子園ボウル7連覇逃す 準決勝延長タイブレークで敗退 薬物疑惑の逆風にも一丸
「アメフト・全日本大学選手権・準決勝、法大20-17関学大」(30日、スピアーズえどりくフィールド)
準決勝1試合が行われ、関学大(関西2位)が法大(関東1位)に17-17からの延長タイブレークの末に0-3で敗れた。「甲子園ボウル」での史上最多の連覇は6で止まった。法大は2年連続20度目の出場。準決勝の残り1試合(12月1日・ヤンマースタジアム長居)では立命大(関西1位)と早大(関東2位)が戦う。今回から大会方式が変わり、実力上位の関東、関西は出場枠が1から3に増えた。
延長タイブレークで法大に3点を勝ち越された関学大は、FGで同点を狙った。無情にも失敗すると選手たちはぼうぜんと立ち尽くす。甲子園ボウルの前に連覇が途切れ、永井主将は「申し訳ないなという気持ちでいっぱい」と涙交じりだった。
屈強な相手の堅守を崩せず、攻撃でリズムをつくれなかった。10-17の第4Q残り47秒からタッチダウンを奪って粘るも及ばなかった。
開幕前は部員の薬物使用疑惑が取りざたされ、1人が無期限活動停止処分を受けた。厳しい視線にさらされる中、一丸となって関西リーグで立命大と両校優勝。大村監督は「主将が中心になって、すごく頑張ってくれた。彼がリーダーシップを発揮し、揺れているチームをまとめた」とねぎらった。