不破聖衣来、大学駅伝の集大成・富士山女子駅伝へ「最後は笑って終わりたい」 快進撃と葛藤の4年間は「注目に戸惑い」も…「メンタル成長した」

 イベントに出席した不破聖衣来
 写真に応じる(前列左から3番目の)不破聖衣来
 イベントに出席した不破聖衣来(左)
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 全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日)に出場する拓大が2日、拓大・文京キャンパスで壮行会を行った。エースの不破聖衣来(4年)は、大学4年間の“集大成”となる舞台へ「しっかり目標を達成できるように頑張りたい。チーム目標は優勝。個人では区間賞に近い走りは見せたいなと感じています」と意気込んだ。

 同大は5年連続5度目の出場で、最高位は21年大会の6位。前回大会は7位だった。不破は1年時にエース区間の5区で驚異の10人抜きを達成し、区間新記録も打ち立てた。2年、3年では出場していない。

 不破は個人種目でも1万メートルで30分45秒21の学生記録(日本歴代3位)を持つが、故障が続き、2022年秋を最後にレースから離れていた。今年4月7日に行われた「国士舘大学競技会」の男女5000メートルに出場し、実戦復帰。9月の日本学生対校選手権では1万メートルで7位だった。

 大学4年間は心身ともに苦労した面も多かった。「やっぱり注目していただけることはすごいありがたいけど、自分の活躍以上に注目をされたりもあって、そこはすごく戸惑うというか、動揺もあった」。苦しい胸の内を明かしながらも、今はしっかりと前を向いている。チームやファンに感謝しつつ「本当に拓大で良かった。メンタル面は4年間で成長したと思う」と笑顔。「応援してくれる方もたくさんいるので、そこは結果で恩返ししたいです」と思いを語った。

 来春には実業団の三井住友海上に進む予定。今回の駅伝が「拓大として走る大きな駅伝の最後になる」だけに、「みんなで最後は笑って終わりたいなと思います」と力を込めた。

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