ソフトボール 上野由岐子ロス五輪へ言及「選手か、選手ではない形で必要とされるのか、監督の考えに応えたい」

 ソフトボール女子のJDリーグが5日、24年シーズンの表彰式が行われた。上野由岐子(ビックカメラ高崎)は、試合の活躍で驚きや感動、興奮を提供した選手に贈られる「Wow!Experience賞」を受賞。「常に変化し続けることを意識している。自分の感情とチームとソフトボールと向き合えた」とうなずいた。

 式中には、10年ぶりに金メダルを獲得したWBSCワールドカップ(イタリア)の報告会も実施された。11月末には21年東京五輪で金メダルに導いた宇津木麗華監督の続投も決まり、2大会ぶりに競技復帰する28年ロサンゼルス五輪での3連覇へ向けて、弾みを付ける結果となった。

 上野は「選手としてか、選手ではない形で必要としてくれるのか、また違った形でサポートするのか。宇津木監督の考えに応じて応えていければ」。自身の立ち位置について慎重に言葉を選びつつ、「3連覇の大きな重圧を背負っていかないといけない。自分が経験させてもらってきたことを若い子にどう伝えていけるか。日本のソフトボールを支えてきた人間としてこれからも支えていけるようにしたい」と力を込めた。

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