16歳・島田麻央が快挙 史上初ジュニア3連覇 全種目通じて日本勢初の表彰台独占も
「フィギュアスケート・ジュニアGPファイナル」(6日、グルノーブル)
女子は16歳の島田麻央(木下グループ)が、SPに続いてフリーも1位の合計199・46点で史上初の3連覇を果たした。初出場の和田薫子(グランプリ東海ク)が191・75点で2位、中井亜美(TOKIOインカラミ)が189・58点で3位となり、全種目通じて日本勢初の表彰台独占。男子SPは前回覇者の中田璃士(TOKIOインカラミ)が79・39点でトップに立ち、初出場の高橋星名(木下アカデミー)は61・83点で最下位の6位と出遅れた。
3連覇の快挙にも島田の喜びは薄かった。フリー冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で着氷が乱れると、4回転トーループは転倒。後半の3回転ループでも転ぶらしくない内容に「初優勝は驚きで、2回目はすごくうれしかった。3回目はちょっと複雑」と唇をかんだ。
ジュニアでは敵なしで「こういう演技をしないといけない」と追い求める理想が重圧になっていると明かす。次戦はシニア勢と争う20日開幕の全日本選手権(大阪)。「挑戦者として思い切りいきたい」と初心に返る決意を口にした。